気管支炎・喘息
気管支炎・喘息について│なかむら鍼灸院長浜整体院
Ⅰ、概要
気管支炎(英:Bronchitis)は、呼吸器疾患の一つで気管支の炎症を指す。急性と慢性に区分される。また、別の区分では慢性気管支炎は閉塞性肺疾患にも分類される(気道の狭窄症状、肺の過膨張、喘鳴、呼気延長、1秒率の低下、残気量の増加等)。自身の喫煙や周りの人間による受動喫煙の健康被害により、症状が悪化したり慢性化したりする悪影響がある。
咳嗽の種類と特徴 | |
---|---|
症状としてのせきは非特異的のもので、その強さは基礎疾患の種類と重症度を表さないが、咳の種類と特徴は重要な診断の 助けとなる | |
乾性咳嗽 | からせき、喀痰分泌のほとんどないか、少ないもの 咽頭カタル、気管カタル、胸膜炎、初期結核、鼻咽頭カタル、心臓疾患、喫煙家のせき、分泌物の喀出の必要がないので、生体にとって有益な点はまったくない |
湿性咳嗽 | 喀痰分泌の多いもの。痰を伴う咳、下気道の炎症によることが多いが、上気道炎や気道異物など も、はじめは乾性咳嗽でも早晩、痰を伴うようになる急性・慢性気管支炎、肺炎、肺結核、肺腫瘍、肺壊疽 |
粘液、分泌物、異物の喀出に役立つが、逆に気管支先端深く吹き込むことがあり、肺腫瘍の破裂、自然気胸、血栓剥離、出血、肺結核、安静安眠の阻害などもある | |
軽咳 | いわゆる軽い咳。せき発作の軽度、短時間のもの 上気道の慢性カタル、初期肺結核 |
無声咳嗽 | せき発作に音を伴わない。ヒステリー、声帯麻痺 |
百日咳発作 | 痙攣性のせき発作は、窒息状態を起こし、強いチアノーゼを呈し意識を失うことがある。成人にも 起こることがあるが、一般に軽い 犬の吠え声のような咳 咽頭ジフテリア、喉頭疾患、百日咳、ヒステリー ウイルス性感冒の激しいとき、胸骨裏面の疼痛を伴って現われ、気管支炎の存在を意味することが多い |
犬吠様咳嗽 | 犬の吠え声のような咳 咽頭ジフテリア、喉頭疾患、百日咳、ヒステリー ウイルス性感冒の激しいとき、胸骨裏面の疼痛を伴って現われ、気管支炎の存在を意味することが多い |
痙攣性咳嗽 | 咳嗽発作が連続しておこるせき 百日咳、インフルエンザ、扁桃肥大、喉頭疾患、気管支炎、ヒステリー |
就寝後のせき | 肺結核に多い。懸蓋垂の長すぎる場合も起きる 小児の場合、寄生虫によることもある 小児の急にせきが起きた場合、異物の嚥下に注意 |
非特異性の感冒や急性気管支炎では、1週間くらいで治癒はずであるが、もし咳が1週間以上も続くときは別の疾患を考え、胸部レントゲン、肺機能、気道の造影などが必要とされる 他に認めるべき原因がないのに刺激性のせきが続く場合、40歳以上の男性なら血痰がなくても肺癌に注意する短く自分でおさえるようなせきは、胸膜炎のときの特徴とされる |
Ⅱ、気管支喘息
呼吸困難の病因 | A.安静時呼吸困難(呼吸困難が安静時にみられるもの) ①急性機械的あるいは感染症→肺炎・肺梗塞・気胸・胸水など ②発作性→気管支喘息・心臓喘息 ③心因性→過剰喚気症候群など ④代謝性→尿毒症・糖尿病など ⑤チェーン・ストークス呼吸→脳血管障害など |
---|---|
B.運動時呼吸困難(運動時にみられるもの) ①単純な過剰喚起→貧血・妊娠・肥満など ②早期の心疾患→僧帽弁狭窄など ③慢性気管支炎、ぜんそく ④肺線維症など |